大阪府で新型コロナウイルスに感染して死亡した人が、全国の都道府県で初めて5千人を超えた。
大阪府で全国最多となっているのはどうしてなのか。特に多くの死者が出た「第6波」の教訓は。府のコロナ政策を担う藤井睦子健康医療部長に聞いた。
藤井部長は第6波での対応について「想定して準備していたものと十分にマッチしていなかった」と振り返る。「第6波は死亡率よりも重症化率の方が低かった。重症病床での措置が必要な患者が相当程度出るという想定で備えていたが、そういう患者はあまり出ず、軽症中等症病床がオーバーフロー(患者数が病床を超過)した」として、想定と異なる対応を迫られたという。
第6波では特に高齢の感染者…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル